健康で長生きさせるために
犬の健康は、飼い主さんの毎日の体調管理にあると言えます。
犬は言葉を喋れません。
体のどこかに痛みや不調を感じても、伝えることができないのです。
犬のSOSを見逃さないためには、常日頃からじっくり愛犬を観察することです。
毎日表情をみていると、元気な顔、悲しそうな顔、しんどそうな顔、様々な表情に気づきます。
また、体を毎日触ることも重要。
昨日はここを触っても嫌がらなかったのに、今日は嫌がるなあ、ここに何かできものができてるぞ。など、毎日体を触っていればいち早く病気やケガに気づいてあげることができます。
腫瘍やできものなどは、大きくなるまえに、早めに処置することで、ワンちゃんの負担も減らしてあげることができ、また、病院代も安く済むこともあります。
悪化して、処置不可能になる前に犬を十分なコミュニケーションをとり、病気に気づいてあげることが、飼い主の義務なのです。
近年、犬の病気も様々な厄介なものがでてきています。
何故かここ最近は、「小さい犬ほどかわいい」といった傾向に流れており、同じ犬種でも小さいほど好まれるようになっています。
チワワやプードルなどでも、驚くほど小さく、成犬になっても子犬のようなワンちゃんもいます。
私はどうもこういった傾向が好きではありません。
また、そういった犬ほど体も弱く、病気ガチです。
もちろんワンちゃんに責任はないので、とてもかわいそうなものです。
過去に、「あまり大きくさせたくないので、ご飯をあまりあげていない」といった頭のおかしい飼い主もいました。
犬をアクセサリーとしか思ってない哀れな飼い主さんでした。
犬を飼う動機はもちろん殆どの方が、「かわいいから」「癒してほしいから」といった理由にすぎないと思います。
これは私だって同じ。
かわいいワンちゃんと毎日過ごしたいと思うのは自然なことです。
ですがかわいいからといった理由だけで、犬を育てることはできません。
犬にかかるお金や、老犬になった時の介護のことなど、考えることはたくさんあります。
犬にかかる1か月の費用・万が一のための病院代・愛犬と過ごせる一日の時間など、十分にあることが前提で、犬を幸せにできるのです。
健康でワンちゃんを長生きさせるためには、ワンちゃんの毎日を幸せに過ごさせてあげるということが最も大切なのです。
そのためには、あなたの愛情とお金を、たっぷり注いであげる必要があるのです。